2022/06/30 / 最終更新日時 : 2022/06/30 econ-edu ■池上俊一『ヨーロッパ史入門 原型から近代への始動』、『ヨーロッパ史入門 市民革命から現代へ』(岩波ジュニア新書) おすすめ図書 ①どんな本か・ヨーロッパ中世史の専門家が書いたヨーロッパ史の通史です。・二冊を通して読むことで、ヨーロッパの歴史と周辺の関係が整理できる本です。 ②本の内容は・最初の本は、古代から近代初頭までを扱っています。後者はそれ以…
2022/05/31 / 最終更新日時 : 2022/05/31 econ-edu ■ブランシャール・ロドリック編『格差と闘え 政府の役割を再検討する』慶應義塾大学出版会 おすすめ図書 ①どんな本か・先進国で深刻化する格差問題に対して、どのような対応が可能か、欧米(主にアメリカ)の経済学者、政治学者、思想家がワシントンにある中立系シンクタンクであるピーターソン国際経済研究所に集まり、2019年10月に行…
2022/05/31 / 最終更新日時 : 2022/05/31 econ-edu ■中島隆博編『人の資本主義』(東京大学出版会) おすすめ図書 ①どんな本か・立命館大学の稲森経営哲学研究センターによる、2018年からはじまっている「人の資本主義」研究会のカンファレンスの一部をまとめた本です。・前の『格差と闘え』が、現在の経済制度を前提にして政府の政策による格差問…
2022/05/31 / 最終更新日時 : 2022/05/31 econ-edu ■歴史学研究会編『「歴史総合」をつむぐ 新しい歴史実践へのいざない』(東京大学出版会) おすすめ図書 ①どんな本か・本年度からはじまった新科目「歴史総合」の授業づくりのために、歴史学研究会の歴史家と現場教員による参考書として編集された本です。・教員だけでなく、高校生や大学生が読んでも面白い、考えさせる内容の本となっていま…
2022/05/01 / 最終更新日時 : 2022/05/01 econ-edu ■小野善康『資本主義の方程式』中公新書 おすすめ図書 ①どんな本か・マクロ経済学では小野理論と呼ばれている独自の需要サイドの経済学の提唱者である、大阪大学特任教授の小野善康さんの近刊の本です。・現在の経済停滞と格差拡大の原因は、人間が持っている資産選好であるという認識をもと…
2022/05/01 / 最終更新日時 : 2022/05/01 econ-edu ■ウクライナの戦争を理解するための本や雑誌 おすすめ図書 先月号の「授業のヒント」に「戦争で経済を教える」という文章を掲載しました。その時に使った文献とその後の情報収集に関する文献を紹介します。また、ウクライナ戦争だけでない戦争に関する本も紹介しました。連休中の読書の参考にど…
2022/03/31 / 最終更新日時 : 2022/03/31 econ-edu 西尾理『公民科授業実践の記録』学文社 おすすめ図書 ①どんな本か・長く高校の先生をやって、現在は大学で教えている著者が、これまで実践してきた内容をまとめた本です。・経済教育だけでなく、ひろく公民科の授業が扱われています。 ②本の内容は・序章と6つの実践を紹介する章となって…
2022/03/31 / 最終更新日時 : 2022/03/31 econ-edu 小島庸平『サラ金の歴史』中公新書 おすすめ図書 ①どんな本か・サラ金と呼ばれる消費者金融の歴史を扱った本です。・学校では消費者被害にあわないように、多重債務に陥らないようにというマイナスイメージで扱われる消費者金融の一世紀の歴史を創業者、家計の動向、ジェンダーの視点な…
2022/03/31 / 最終更新日時 : 2022/03/31 econ-edu 小川幸司、成田龍一編『世界史の考え方』岩波新書 おすすめ図書 ①どんな本か・4月から導入される「歴史総合」を学ぶという3巻のシリーズ本の第1巻です。・高校教師(現在は校長)の小川さんと大学の歴史学者である成田さんがそれぞれの章で課題テキストとして3冊の本をとりあげ、そこからの対話と…
2022/02/28 / 最終更新日時 : 2022/02/28 econ-edu 駒村康平編著『みんなの金融 良い人生と善い社会のための金融論』新泉社 おすすめ図書 ①どんな本か・慶應義塾大学経済学部で行われた、三菱UFJ信託銀行による寄附講座「長寿と金融」の内容をまとめた本です。・本そのもののテーマは、高齢社会における金融リテラシー(金融ジェントロジー)の向上ですが、学校教育にも参…