2023/01/31 / 最終更新日時 : 2023/01/30 Silk-River ■リチャード・セイラー、キャス・サンスティーン著『NUDGE実践行動経済学完全版』(日経BP社) おすすめ図書 ①どんな本か 2008年(日本語訳は2009年)に刊行された『実践行動経済学』の増補完全版で、著者曰く「最高の入門書であり完全版」と称する本です。 前著から10年以上たった行動経済学の到達点がわかります。 ②本の内容は …
2023/01/31 / 最終更新日時 : 2023/01/30 Silk-River ■小野塚知二著『経済史』(有斐閣) おすすめ図書 ①どんな本か 2018年に初版が出された一般経済史の本です。キーワードは経済成長です。基本は講義用の教科書ですが、経済学や歴史学を学ぶ際の副読本にもなるし、一般および教員向けの教養書にもなる本です。 ②本の内容は 入り…
2023/01/05 / 最終更新日時 : 2023/01/05 Silk-River ■中川雅之『財政学への招待』(新世社) おすすめ図書 ①どんな本か ネットワークメンバーの中川雅之先生(日本大学経済学部教授)の新しい財政学のテキストです。 制度の説明を最低限にして、経済学の考え方で政府の経済における役割に焦点を当てた本になっています。また、行動経済学…
2023/01/05 / 最終更新日時 : 2023/01/05 Silk-River ■井上智洋『メタバースと経済の未来』(文春新書) おすすめ図書 ①どんな本か 目下話題のメタバースに関して、AIやベーシックインカムに関して論陣をはってきた若手の経済学者がこれからの社会の変容とからめて、今後を予想する本です。 最新というよりも最先端の社会の動向を知り、その経済的な影…
2022/11/30 / 最終更新日時 : 2022/11/30 Silk-River ■大竹文雄『行動経済学の処方箋』(中公新書) おすすめ図書 ①どんな本か 大竹文雄先生の新しい本です。 中公新書では、『経済学的思考のセンス』以来4冊目になります。サブタイトルは「働き方から日常生活の悩みまで」。サブタイトル通り多くの事例が紹介された読みやすい本でが、本格的な社会…
2022/11/30 / 最終更新日時 : 2022/11/30 Silk-River ■中島隆信『新版 障害者の経済学』(東洋経済新報社) おすすめ図書 ①どんな本か 冬の経済教室で講演をお願いしている中島隆信先生の著書です。 障がいをもったお子さんを持たれている経済学者が経済学の知見を使って障がい者問題、社会福祉の問題をどう見てゆくかを書いた本です。 経済教室の予習に読…
2022/10/31 / 最終更新日時 : 2022/10/31 Silk-River ■渡辺努『世界インフレの謎』(講談社現代新書) おすすめ図書 ①どんな本かメルマガ3月号で紹介した『物価とは何か』(講談社)の続編です。元日銀マンの東大教授が現在進行中の物価上昇の謎を追究した本です。 ②本の内容は 全5章です。 第1章「なぜ世界はインフレになったのか」では、経済学…
2022/10/31 / 最終更新日時 : 2022/10/31 Silk-River ■小田中直樹『歴史学のトリセツ』(ちくまプリマー新書) おすすめ図書 ①どんな本か フランス社会経済史の専門家である著者が、自身が書いた新科目「歴史総合」の教科書を素材に、歴史を面白く勉強するためのコツを歴史学の歴史から説いた本です。 ②本の内容は 歴史って、面白いですか?と問いかける「は…
2022/10/31 / 最終更新日時 : 2022/10/31 Silk-River ■小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』(講談社現代新書) おすすめ図書 ①どんな本か 社会学者による、慶應のSFCでの「アカデミック・ライティング」の講義をもとにした、論文の書き方の本です。 単なるハウツー本ではなく、論文とは何か、研究の意味、具体的なテーマの取り上げ方など実際に論文(エッセ…
2022/09/30 / 最終更新日時 : 2022/09/30 Silk-River ■ヤニス・バルファスキ『父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話』(ダイヤモンド社) おすすめ図書 ①どんな本か2015年のギリシャの経済危機の時に財務大臣を務めた経済学者の著者が、オーストラリアにいる10代の娘に向けて書いた経済の本です。翻訳は2019年に出されていましたが、この夏、NHK・Eテレの『100分de名著…