執筆者 新井明

毎日お世話になっている先生もいるかもしれないコンビニエンスストア。教材としてコンビニを取り上げる授業例も多くなっています。例えば、コンビニとスーパーを比較させる授業(小学校)コンビニの立地を考えさせる教材(中学校)、コンビニ経営のシミュレーション教材(高校)などがすでに思い浮かびます。

 コンビニはとにかく生徒にとっては身近な場所です。生協のない大学ではコンビニを学内に入れているところもあります。そんなコンビニを教材に使わない手はありません。有名なPOSシステムをはじめとして、最近の事例でいえば、宅配、コーヒー、金融サービス、行政サービスの代行、アルバイトの時給など注目すると様々な切り口から教材化できそうな事例がでてきます。

 普段、お客さんとして出入りしている時には変化はあまり感じません。そもそも短時間で便利だからコンビニを使うので、じっくり観察ということもないでしょう。実際に足をはこんで観察するもよし、企業のHPで新製品をチェックするもよし、コンビニから教材を発見することをすすめます。ただし、面白いから、新しいから取り上げるのもよいのですが、どの場面でどのように使ってゆくか、視点を明確にしてとりあげてゆくことが必要であることは言うまでもないと思います。

 暇ネタでは次のようなクイズをしてもよいかもしれません。

(1)多くのコンビニは右回りにお客を誘導しようとしているでしょうか、それとも左回り?その理由は?
(2)レジの近くに置いてある人気商品は次のどれ?
 ①アイスクリーム ②雑誌  ③ブラックサンダー ④お弁当

 解答は次回にします。

(メルマガ 66号から転載)

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