執筆者 新井明
一年の計は元旦にあり。それと同じように、新年には何かスローガン的なものがふさわしいかもしれません。生活面でのスローガンはHRにまかせて、授業では経済かるたもしくは川柳を作ってみませんか。
かるたは「いろはかるた」の要領で作ります。例えば「論より実行、第三の矢」などが浮かびます。クラスのメンバーにそれぞれ担当の字を割り当てて頑張って、全部の言葉でつくってみることもよいかもしれません。そこまでやらなくても、取り組みやすいあたまの字で作らせて、経済に関心が向くようになれば大成功です。
同じように、経済川柳はどうでしょう。例えば「総中流気付いてみれば格差社会」。字余りですがまあお許しを。こちらは5・7・5にはまるように言葉を選ばなければいけないので、かるたよりちょっと難しいかもしれません。個人で作らせてもよいし、グループで作らせてもよいでしょう。川柳でなく狂歌までゆけば大したものです。
授業時間で作らせるのが難しければ、あらかじめ予告して期末考査などで書かせるのもまた良しです。どちらも作品を作るだけでなく、背景となる事実や「そのこころ」を合わせて書かせることもお忘れなく。
ちなみに、日本国憲法の学習でもかるた、川柳を作らせる学習活動は活用可能です。
(メルマガ 72号から転載)
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