14. ここまで読み進めてくると、国際政治はかなり複雑な状況にあることがわかります。この混乱の中から、どのようにして平和を維持していくことができるのでしょうか。 記述は1943年のフランクリン・ルーズベルトによる「4人の警察官」構想まで戻ります。この歴史の中で安保理常任理事国が四カ国から五カ国になった理由がわかります。 次に、この常任理事国だけが持つ拒否権です。この問題に光を当てたリヒテンシュタインの行動が取り上げられています。国連憲章第27条を用いて拒否権を制限しようとする試みが紹介されています。 15.本書の全体像 以上が,本書の内容です。最後に目次を示して全体像を眺めることにします。 プロローグ 「警察官」の退却 第1章 覇者の驕り―「無敵」から「Gゼロ」へ 第2章 「格差」の超大国―アメリカを蝕む病 第3章 リバンチズムー「大ロシア」再興の野望 第4章 百年国恥 ー中華民族の偉大な復興 第5章 「南」の逆襲ーBRICSの論理と心理 第6章 白人の焦燥ー「人種置換」の世界観 第7章 SNSと情報工作ー民主主義の新たな脅威 第8章 「警察官」の犯罪―時代遅れの戦後秩序 第9章 逆流する歴史―よみがえる伝統主義 エピローグ 「19世紀」へ向かう歴史
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